株式会社いわき市観光物産センター 
設立:平成9年7月25日
福島県いわき市小名浜辰巳町43-1
TEL 0246-92-3701
代表取締役:鈴木英司
事業内容:観光サービス業
HP http://www.lalamew.jp
小名浜から賑わいと交流を創出する観光拠点に
------津波による大規模な損壊。259日後待望の再オープン------
重要港湾小名浜港内でひときわ目を引く大きな建物。眼前に広がる青い海。1階駐車場側にズラリと軒を並べた店舗では様々な海産物が売られ、店内は魚介類を売る威勢の良い声が響きわたります。

いわき市観光物産センター(鈴木英司代表取締役)が運営する「いわき・ら・ら・ミュウ」。新鮮な魚介類や地元名産品を販売し、隣接する水族館・アクアマリンふくしまと並ぶ人気スポットです。
平成23年3月11日の東日本大震災から259日。津波により甚大な被害を受けた「いわき・ら・ら・ミュウ」は、平成23年11月25日、再オープンを果たしました。がれきの撤去から始まった工事。1階に設けられたアーケードは、以前の開放型から天候に左右されない全天候型に変更。テナント費を3割安くすることでテナント誘致対策も図りました。
------ファミリー層をターゲットに------
復興に向け着目したのが客層。営業推進室長の小玉浩幸さんは「ファミリー層に目を向けました。地元に軸足を置き、5年スパンで復興したい」と今後の展望について語ります。

「いわき・ら・ら・ミュウ」は再オープンにあわせて東北最大級の室内遊び場を開設。これにより家族連れの来客数が増え、平成23年12月の来客数は、対前年比113%に増加しました。室内遊び場の名称は公募で「みゅう・みゅう」と決定。154坪の広さに設置されたのは、巨大なエアートランポリンや、海賊船を模した滑り台のあるボールプールなど多数。知育玩具なども幅広く取り揃え「動と静の空間」を創り出しています。地元に告知することで県内からの来客数は全体の5割から8割にアップしました。
------復旧から復興へ------
福島第一原子力発電所の事故の影響で、小名浜港の海産物の水揚げは自粛。仕入れを100%県外のものに頼らざるをえないのが現状ですが、名物のアンコウ鍋試食会や恒例の豆まきなど、以前と変わらないイベントを実施し、活気を生みだしています。
「まず足を運んで見てもらいたい」。小玉さんは力をこめます。

「いわき・ら・ら・ミュウ」を発着とする豪華観光遊覧船「ふぇにっくす」は、奇跡的に津波の被害をのがれました。デイクルーズは、平成24年4月に営業再開を予定しています。フェニックス=不死鳥という名は復興にふさわしく頼もしい存在です。
復旧から復興へ。人の賑わいと交流を創出する、小名浜の観光拠点として期待されます。

(写真右:小玉浩幸営業推進室長)
平成24年1月取材