共力株式会社
設立:昭和44年4月
福島県いわき市小名浜字芳浜11-68
0246-92-3555
代表取締役:志賀一成
共力ハウス平店
福島県いわき市平字倉前109-8
0246-22-0718

HP http://kinoiekyoriki.com/
昭和44年創業。知識と経験を活かし製材業で飛躍
------関東を中心とした東日本に木材を出荷------
いわき市小名浜で製材業を営む共力株式会社(志賀一成代表取締役)。カナダとスウェーデンの外国産材を輸入し、ハウスメーカーなどに木材を卸しています。扱うのは建築部材の中でも構造材を補う羽柄(はがら)材。関東方面への出荷が全体の7割から8割を占め、取扱高は月4,500㎥にのぼります。製材業をベースに、ハウスメーカー「共力ハウス」を立ち上げ、住まいづくりも提案。豊富な経験と知識は、地元いわき市でマイホームを建てる家族の夢を形にしています。また、次世代を担う子どもたちを対象に、木に親しみ自然の大切さを教える木工教室を開催するなど、地域貢献事業にも取り組んでいます。
------震災から10カ月、小名浜港に木材が到着------
東日本大震災の津波は小名浜港にも押し寄せました。小名浜港は産業基盤となる物流拠点として整備され、8つの埠頭が共用されています。木材専用埠頭の藤原埠頭は、比較的被害が少なかったのが幸いしました。しかしながら、福島第一原子力発電所の事故の影響で、海外から木材を運ぶ船が小名浜港の寄港を避ける事態が発生。東京に下ろされた荷を陸送でいわき市まで運ばなければならず、コストがかかりました。カナダから小名浜港に木材船が入港したのは平成24年1月。震災から実に10カ月後でした。

「ほかに比べたら被害は少ないほうです」取締役木材部長の飯部慎一さんは話しますが、津波の被害や建物の損壊はなかったものの、液状化により敷地内の地盤が沈下。木材が崩れ、積み直しに要した期間は1週間。水道が復旧したのは1カ月後でした。「取引先などから届けられた水や食料などの支援物資に勇気づけられた」と話します。
震災後は木くずの成分分析をおこないデータを開示するなど、お客様に安心してもらうための対策を講じてきました。
------培った確かな技術を継承し革新に取り組む------
製材業という変化の少ない分野で、共力株式会社が取り組んでいるのが「技術革新」。確かな技術を受け継ぎながら新しいものに取り組むチャレンジ精神で、オンリー・ワンを目指しています。共力株式会社の取り組みが、どんな新風を吹き込むのか。今後の動向が注目されます。
平成24年1月取材