東日本国際大学/いわき短期大学
東日本国際大学/いわき短期大学
福島県いわき市平鎌田字寿金沢37
東日本国際大学:℡.0246-35-0001
いわき短期大学:℡.0246-25-9185
1903年開学
東日本国際大学学長:石井英朗
いわき短期大学学長:田久昌次郎
ボランティアの価値観を変えた震災。歩み出した学生の活動
見慣れた風景を大きく変えた津波
福祉環境学部の清水健太さん(3年)は震災直後、実家のある岩手県山田町に車を走らせました。海沿いの町は見慣れた風景が一変。清水さんは遺体の捜索に協力。津波で祖父母を亡くしました。
震災以前からボランティアに取り組んでいましたが、震災以降「ボランティアの価値観が変わった」と話します。「重要性を感じた。ボランティアに対して、本気で取り組んで気持ちを伝えたい」と思いをにじませます。いわき市に戻ってからも、災害復興ボランティアに協力。仮設住宅で行う傾聴活動や、子どもたちとふれあう中で感じたのは、心のケアの必要性。清水さんは今後、精神保健福祉士の資格を取得し、心のケアをしていきたいと考えています。
矢吹道子さん(経済情報学部3年)は震災後、いわき市ボランティアセンターの運営を手伝いました。滋賀県大津市で開かれた福島県いわき市復興物産展in大津「がんばっぺ いわき」にも参加し、復興を支援しています。

いわき市は津波の被害を受けた地域。被災者でもある福島県の学生は、ボランティアの重要性を強く認識しています。中長期化が懸念されるボランティア支援。矢吹さんは「後輩に受け継いでいきたい」と話しています。
(写真:いわき市復興物産展in大津)
若い力を活かし、地域の防犯活動に貢献
「若い世代の参加促進を図る防犯ボランティア支援事業」の実施団体に、福島県では初めて、東日本国際大学が指定され、平成22年に「昌平パトロール隊」が結成されました。翌年から自転車盗被害防止を図る広報活動「ツーロック広報活動」に、地元いわき中央警察署と合同で参加。JRいわき駅前などで自転車を利用する人に、二重ロックの重要性を訴えています。
昌平パトロール隊から選出された「警察ボランティア」6人を代表する古谷弘樹さん(経営情報科3年)は、街頭補導などに協力。東京都で開かれた警察ボランティアのサミットにも参加し、活動の在り方を学んでいます。
古谷さんは茨城県出身。震災後、実家のある茨城県に避難する途中、茨城県の海沿いで車の窓から見えたのは、打ち上げられた車や津波で破壊された建物。茨城県で耳にしたのは福島県に対する風評。「外(茨城県)にいたから(風評被害を)まざまざと感じた」と話します。
学生が震災を通して感じた支援の必要性が、様々なボランティア活動につながっています。
(写真:警察ボランティア)
学生支援センター・ボランティアセンターがつなぐ活動
東日本国際大学学生支援センターに併設されたボランティアセンター。いわき市社会福祉協議会などが必要とする支援と、学生のボランティアを繋いでいます。いわき市中央台東小学校で開かれた「被災者支援ファミリーコンサート」や、いわき市駅前に開設された「夜明け市場」の店舗改装に協力。いわき市21世紀の森公園で開催された「いわき復興祭」では会場の案内や清掃活動などに大勢の学生が協力しました。

東日本国際大学・いわき短期大学の学生は「地域のために何かしたいという思いが強い」とボランティアセンターの鈴木諭さんは話します。儒学の教えを建学の精神として、人間性豊かな人材育成に取り組む東日本国際大学。人としての土台づくりは、確かな形となり、地域に根ざした大学、地域社会に開かれた大学として貢献しています。


平成24年2月取材
(写真:夜明け市場店舗改装ボランティアの様子)
(写真上:左から学生支援センターの鈴木諭さん、古谷弘樹さん、清水健太さん、矢吹道子さん)
●大学案内

東日本国際大学:経済情報学部 経済情報学科
           福祉環境学部 社会福祉学科
           留学生別科

いわき短期大学:幼児教育科
           幼児教育専攻科福祉専攻

http://www.shk-ac.jp/