日本大学工学部
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福島県郡山市田村町徳定字中河原1
024-956-8600
学部長:出村克宣
ロハスとテクノロジーを融合。復興のストーリーを描く「ロハスの家」が大賞受賞
二地域居住を視野に入れたサスティナブルな住宅
平成23年7月、東京都のホテルオークラで開かれた、パッシブデザインコンペ公開審査会において、日本大学工学部建築学科浦部智義准教授を代表とする建築計画研究室が共に計画・設計にかかわった「ロハスの家3号」と「木造仮設住宅」の復興計画へ展開したプロジェクト:「二地域居住のためのロハスの家―仮設住宅からはじまるサスティナブルな計画―」が大賞を受賞しました。東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故以降、あらためてエネルギーの問題や自然との共生、建築のあり方が問われる中で、高い評価を受けての受賞です。

雨水を利用した水循環システムや蓄熱床、太陽光発電、地中熱等の自然エネルギーを活用。クラインガルテン(菜園)なども取り入れられています。
福島県は震災後、原発事故の影響で、仮設住宅での生活は、中長期化が懸念されています。プロジェクトでの「ロハスの家」は、震災以前にもともと住んでいた家と仮設住宅地との、二地域で住むことを視野に入れた中間復興住宅のモデルとなっています。
仮設住宅から復興住宅へ
震災後、浦部准教授の研究室は、福島県が公募した仮設住宅の計画・設計・建設に追われていました。県産材をふんだんに使ったログハウス工法の木造仮設住宅。構造・断熱・仕上げを兼ね、スピーディーに建設することが可能です。技術のない人でも、現場指導があれば組み立てに参加することができ、雇用促進にも繋がります。また、ログハウスによる仮設住宅は、復興住宅に向けて、解体して木材等を再利用することも可能です。
仮設から復興住宅のあり方の検討が進む中、再生可能エネルギー利用を意識したロハスの家3号のコンテンツは、視野に入れるべき住宅モデルといえるでしょう。
(写真:ロハスの家3号模型)
地域のコミュニティ。人と人とがつながる住環境
例えば、仮設住宅地やパッシブデザインコンペにおけるクラインガルテン(菜園)は、食の自給という観点のほか、以前農作業をしていた人の場として、またその地域に住む人のコミュニケーションの場としても考えられています。
浦部准教授の研究室は現在、コミュニティ単位でどうまとまって住むのかを考え、エネルギー利用の効率化も意識しながら、復興住宅計画に取り組んでいます。
形あるものの再生だけでなく、人と人との繋がりを創る「復興」が、歩みはじめています。



平成24年2月取材
(写真:浦部准教授建築計画研究室の皆さん。1番左が浦部智義准教授)
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