桜の聖母短期大学
桜の聖母短期大学
福島県福島市花園町3-6
024-534-7137
1955年設立
学長:遠藤静子
~繋がろう~ 桜色 smile プロジェクト
震災直後、学生有志がマネジメントチーム立ち上げ
卒業式のリハーサル終了直後、東日本大震災が桜の聖母短期大学を襲いました。大学のある福島市内はライフラインが一部途絶え、法面の崩落により国道が一部不通になるなど、被害は大きく、卒業式は中止に。入学式も1カ月遅れで挙行。大学敷地内には、昭和初期に建設された、歴史的価値のある旧ノートルダム修道院がありましたが、甚大な被害を受け、地元の人たちに惜しまれながら解体されました。

震災後に発生した福島第一原子力発電所の事故。警戒区域から大勢の避難者が福島市内の仮設住宅に入居しました。桜の聖母短期大学の学生有志は、ボランティアをおこなうマネジメントチームを設立。大学の岡田講師やボランティアセンターが協力し、自分たちでできることから支援を始めました。

平成23年7月に、福島県内の大学生による組織「ふくしま復興支援学生ネットワーク」が発足。参加することでマネジメントチームの活動はより深みを増し、必要な支援が具体的に見え始めます。
マネジメントチームは、独自の取り組みで被災者支援を始めました。
(写真:収益を義援金とする「ハッピーナッツクッキー」。すべて学生たちの手作り)
桜色の笑顔が広がるプロジェクト
マネジメントチームは「一人ひとりが心を繋げながら、そして自分たちにできる小さなことを繋げていきながら、誰もが桜色に輝くsmile(笑顔)で生活できるように」と想いを込め、「~繋がろう~ 桜色 smile プロジェクト」を発足。収益を義援金とするクッキーの販売「ハッピーナッツプロジェクト」や、簡単に体を動かすことができる「がんばっぺ体操」を考案しました。

体操は4パターンの動きから構成され、簡単で覚えやすく、狭いスペースでもおこなえます。岡田講師の知人が曲を提供。歌詞は学内で公募されました。
「空を見上げてごらん 1人じゃないんだよ みんな同じ空見てる 1人じゃないんだよ」。
歌詞に込められたメッセージは、心を繋ぎ、体を動かすことで運動不足を解消。最後の決めポーズは全員大きな声で「がんばっぺ!」とガッツポーズ。仮設住宅の集会施設や保育園などでおこなわれ高齢者や子どもたちの健康づくりに役立っています。
今、自分たちにできること
川村紗貴さん(1年)は、ボランティアを始めた当初、「避難者とコミュニケーションをとることが難しかった」と話します。ふくしま復興支援学生ネットワークの「足湯ボランティア」に参加するなど様々な活動を通し、「少しずつ、避難者と心を通わせることができてきた」と振り返ります。
1年間の活動を踏まえ、今後は仮設住宅への支援を続けるとともに、桜で有名な福島市の観光地「花見山」でのボランティアなどを計画しています。

福島のために、今、自分たちができること。
学生の取り組みは後輩に着実に受け継がれ、学生の笑顔が福島の笑顔を増やしています。




平成24年2月取材
(写真:学生が考案した「がんばっぺ体操」)
●大学案内

桜の聖母短期大学

キャリア教養学科 
生活科学科福祉こども専攻こども保育コース 
生活科学科食物栄養専攻

http://www.sakuranoseibo.jp/