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復旧後"平成24年1月15日「いちご狩り」オープン!"

和田観光苺組合さん[相馬市]
■Plofile
相馬の人気観光地、和田観光苺組合の「いちご狩り」。海の幸を観光資源とする相馬になぜ「いちご狩りが!?」。いちご栽培は海苔の養殖業に携わっていた人たちが始めます。日本一旨いと称賛される相馬の海苔ですが、30年前海苔の自由化に伴い、色の黒い韓国海苔の人気に押され売り上げが下がったとのこと。これではいけないと、ハウスでいちご栽培に取り組んだのが始まりです。試行錯誤の末、平成元年に東北初の「いちご狩り」を開園すると話題を呼び、昨年も年間3万人が訪れる相馬の人気観光地となっています。

津波で直売所やビニールハウスが直撃

平成23年3月11日の震災時、沿岸から400メートルに位置する和田観光苺組合が営業する「いちご狩り直売場」は、1階の天井近くまで津波が押し寄せました。敷地内は泥と砂で埋め尽くされ、松の巨木がいたるところに点在。とくに松の巨木は、大人3、4人でも動かせない大きさで、何本もあったといいます。直売所周辺には、組合員が経営するいちご農園が13軒。自宅やハウスが流された農園もあったが、モニタリング検査を受け、今回8軒が無事平成24年1月15日の「いちご狩り」オープンを迎えました!

今回話を伺ったのは、和田観光苺組合の組合長、山中賢一郎さん。山中さんの苺のビニールハウスも津波の被害はなかったものの、地震で壊れ、畑には地割れが出来たとか。
震災後、ようやく落ち着いた5月、例年通りの苺の手入れ作業とともに、地震で壊れたハウスの修理、地割れが起きた畑の修復を始め、今回のオープンを迎えます。

ボランティアへのお返しは、もとの姿をみせること

取材で訪れたのが平成23年12月初旬。いちご狩り直売所の建物はきれいに修復。いちご狩りと合わせて人気の、広い敷地のバーベキュー会場は、話しで聞いた津波の惨状は少しも感じられないほど、きれいに砂利が敷かれ整備されていました。
それだけに、山中さん達の苦労がどれほどのものかうかがい知ることができます。

店内に設置された、いちごを販売する「台」が完成したのが取材の前日。敷地に砂利が敷かれ、整備が完了したのは11月だったとか。
復旧できたのは、遠く関東方面は小田原、東北は盛岡から駆け付けた、約100人のボランティアのおかげで、「本当に感謝しています」と山中さん。
津波で堆積した砂や泥は歩きにくく、作業は難航します。大人が3、4人集まっても動かない松の巨木は、3、4等分に切断して運んだとのこと。たくさんの人の協力があり、今回のオープンを迎えたそうです。
山中さんは「いちご狩りがオープンしたら、ぜひ皆さんに食べに来てほしい。これまで手伝ってくれた人たちへの恩返しは、いちご狩りを再開し、もとの姿に戻ったいちご狩り農園を見てもらうこと」と再開の喜びと感謝の気持ちをかみしめ話してくれました。

みんなが協力し合うことに、更なる利点が

和田観光苺組合は、いちご農園を経営する13軒で構成され、1日約2,000人にもなる観光客を一度に対応しています。一人ひとりが社長だが、組合員の仲間全員で取り組むことで観光客に対応できるのも利点のひとつとなっています。
山中さんは「今回オープンできなかった組合の仲間も、今後営業を再開できれば。また元の賑わいを見せたい」と期待をこめて話してくれました。

和田苺観光組合で食べられる苺は、「章姫(あきひめ)」と「幸の香(さちのか)」の2種類。
章姫は粒が大きく甘いのが特徴で、果皮が柔らかいため、流通が難しいといわれています。もぎたてが食べられる苺狩りでは形のきれいな章姫を堪能できます。
幸の香は糖度も酸味も効いた苺。女性に嬉しいビタミンCが豊富で、美容におすすめです。

松川浦から近い和田観光苺組合直売所では、朝採りの新鮮ないちごも直売しています。
平成23年の年の暮れ12月20日には直売所がスタートし、30日まで連日苺をもとめに来る人で賑わいをみせたとのこと。
そのなかには見覚えのある人たちが多く、「開園を待っていてくれたんだ」と山中さんたち組合仲間は、感謝の気持ちでいっぱいだったそうです。
平成24年は1月3日から仮オープン。本スタートの1月15日から行楽シーズンの5月31日まで苺狩りが楽しめます。
詳しくは下記のホームページを参照ください。



●お問合わせ先

和田観光苺組合
●住所/相馬市和田字下柴迫94 ●電話番号・予約先/0244-36-5535 ●期間/1/15~5/31※仮オープン1/3~1/14
●入園受付時間/10:00~16:00 ●定休日/月曜 及び 祝日の翌日
  [HPアドレス]http://blog.wadakanko-ichigo.jp/